【2017年100社巡り】2社目 檜原神社
100社巡り2社目は、奈良県桜井市に鎮座する『檜原神社』です。
天を遍く照らす太陽の神様であり、天皇家の祖神様です。
なぜ、天照大御神がこの地に鎮座しているのでしょうか?
出雲系の大神氏のお膝元である三輪の地になぜ・・・
この問題を答えは日本書紀に書かれています。
時は第十代崇神天皇の御代にまで遡ります。
天照大御神(八咫鏡)は崇神天皇の代まで皇居に祀られていました。
しかし、天照大御神を畏怖した崇神天皇は、皇女 豊鍬入姫命にその神霊を託してお祀りするのに相応しき場所を探させます。
その最初にお祀りした地が笠縫邑。
その笠縫邑こそが檜原神社だったのです。
その後、天照大御神は豊鍬入姫から倭姫託されてに旅を続けて伊勢後に落ち着きます。
疑問に残るのは、なぜ崇神天皇は天照大御神を恐れたかということです。
実は、天照大御神を皇居で祀らなくなる前年に疫病で多くの民が亡くなりました。これを天照大御神に関わりがあるとしたのです。
全くの濡れ衣に思えるのですが、なぜそうなるのでしょうか?
崇神天皇が太陽信仰を辞めた説や崇神天皇出雲系説など様々な説がありますが真相はわかりません。
天照大御神は封印されたという学者もいるくらいです。
しかし、伊勢神宮を尋ねてみると封印されたとは思えない暖かで神々しい空間が広がっています。
今もこの神々しい伊勢地で天照大御神は鎮座されているのです。